Tesla K80で仮想通貨のマイニングはできるのか?実際は…




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Tesla K80とは?

 Tesla K80とは、NVIDIAが開発したGPUコンピューティングプロセッサボードです。

GPUコンピューティングとは、グラフィックス処理に特化したGPUを、一般的な数値計算やデータ分析などにも利用することです。

 Tesla K80は、KeplerアーキテクチャをベースとしたGPUを2基搭載し、大容量の24GBのGDDR5メモリを備えており、高性能な計算能力と省電力性を兼ね備えた、次世代のGPUコンピューティングプロセッサボードと言われています。

 

 マイニングとは、仮想通貨の取引記録を承認し、新たな仮想通貨を発行することを言います。

マイニングには、高度な暗号解読やハッシュ計算などの計算能力が必要です。

そのため、マイニングにはGPUコンピューティングが適していると言われています。

GPUコンピューティングは、CPUよりも並列処理に優れており、より多くの計算を同時に行うことができます。

その結果、マイニングの効率や収益性が向上する可能性があるわけです。

 

 では、Tesla K80はマイニングに使えるのでしょうか?

答えは、「使えるがお勧めはできない」ということです。

 

 Tesla K80はマイニングに使えることは使えますが、その性能やコストパフォーマンスはあまり良くありません。

Tesla K80は、マイニングに適したアルゴリズムや設定を見つけるのが難しく、ハッシュレート(マイニングの速度)も低いです。

また、Tesla K80はパッシブ冷却であり、ファンを内蔵していません。

そのため、高温になりやすく、故障のリスクも高まります。

 

 さらに、Tesla K80は消費電力も高く、電気代もかさみます。

Tesla K80は元々サーバー用のGPUであり、一般的なPCに取り付けるのも困難です。