ビジネスパートナーにもなる存在”インフルエンサー”を理解する。Instagram(インスタグラム)におけるインフルエンサーとは?




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ビジネスパートナーにもなる存在”インフルエンサー”を理解する。Instagram(インスタグラム)におけるインフルエンサーとは?

470万のフォロワーを持つ「トップインフルエンサー」

 下記の記事ではインフルエンサーのタイプについて説明しましたが、ここでは影響力と活動範囲により、インフルエンサーを3段階に分類します。

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 キャンペーンにインフルエンサーの参加を依頼したり、広告への出演を依頼したりすることで、多くのユーザーにリーチし、高い信頼度で情報を受け止めてもらえるようになります。

 一方で、トップレベルのインフルエンサーはプロダクションに依頼する必要があり、費用も高額になります。訴求したい内容やターゲットの規模に合った人選が重要です。

 もっとも大きな影響力が期待できる「トップインフルエンサー」は、テレビでもよく活動していて全国的な知名度があるタレント、モデルタイプで、ファッションの写真やプライベーとショットに注目する多数のフォロワーを抱えています。

 日本で最大のフォロワーを持つとされ渡辺直美さん(@watanabenaomi703)などは、2016年8月時点で470万人のフォロワーがいます。

 

専門のカテゴリーでファンを持つ「ミドルインフルエンサー」

 「ミドルインフルエンサー」は、ファッション雑誌の専属モデルや読者モデルにあたる人達です。テレビでの露出は少なくても、専門のカテゴリーでファンを掴んでいて、影響力を発揮します。

 数万~数十万フォロワー程度がミドルインフルエンサーの目安で、テーマ特化型タイプ、作家型タイプ、写真家型タイプのトップレベルのインスタグラマーも、ミドルインフルエンサーのレベルにいます。

 ミドルインフルエンサーは本格的なプロとして活動をしていないとしても、プロダクションや広告代理店と繋がりがあり、仕事の依頼を受け付けている人が多いです。

 ターゲットに対して十分な影響力を持つミドルインフルエンサーに依頼できれば、効果的なキャンペーンや広告が可能になります。

 

一般的な「人気のあるユーザー」に位置する「ライトインフルエンサー」

 3階層目の「ライトインフルエンサー」は、一般ユーザーに近い「人気のあるユーザー」です。

 2,000人~1万人程度のフォロワーを持つ人が目安で、フォロワーがあこがれるリア充感のある写真を投稿していたり、おもしろいテーマで注目されていたりして、投稿した写真の多くの「いいね!」やコメントが集まり、盛り上がっています。

 影響の範囲は狭くても、一般ユーザーと距離が近いこともあり、フォロワーの信頼度は高いです。

 

 ライトインフルエンサーには仕事としての依頼を受けていないユーザーが多く、キャンペーンへの協力を依頼したい場合などには、個別に交渉することになります。仕事として依頼するというよりは、企画に興味を持ってもらい無料または実費程度で協力してもらう形にできることもあるでしょう。

 安価に協力してもらえるのは魅力的ですが、場合によってはビジネスライクな関係に留まらず、綿密なフォローやコミュニケーションが必要になることもあります。

 プロダクションではなく、ライトインフルエンサークラスのユーザーが集まったコミュニティもあります。

 

 

Instagram(インスタグラム)で活動するための「ルール」と「禁止事項」

世界各国のさまざまな”文化”や”法律”に配慮して写真を投稿する

 Instagram(インスタグラム)には世界中のユーザーが参加しているので、Instagram(インスタグラム)の規約やガイドラインでは、さまざまな文化を持つ人たちにとって不快でなく、誰もが楽しめるようにすることが重視されています。

 ここではInstagram(インスタグラム)の規約や禁止事項について、特に重要な2つのポイントを解説します。

 

 1つ目は、投稿する写真の内容についてです。写真の内容については「プライバシー&安全センター」「コミュニティガイドライン」に記されています。

 もっとも基本的な原則として、投稿する写真は自分が権利を持つものか、共有する権利を得ているものでなくてはいけません。そのうえで、以下の内容は禁じられています。

 

・ヌード画像

・全裸または半裸の子どもの画像

・テロリズムや組織的犯罪を支援したり、称賛したりするもの

・違法薬物、性的サービスなどの売買や利用を呼びかけるもの(※特定地域では合法である場合も含む)

・人種、性別などを理由にした個人への暴力や攻撃を促すようなもの

・加虐嗜好を満たすものや暴力を賛美するもの

 

 ヌードの写真に関しては、芸術作品としてのヌードも含みます。ただし「授乳をしている女性の写真は許可されます。ヌードの絵画や彫刻の写真も許可されています。」といった付記があります。

 全裸または半裸の子どもの写真は、「ほかの人に不適切な用途で再利用されるのを防ぐために」削除することがあるとされます。

 

 Instagram(インスタグラム)はいわゆる「炎上」や揉め事の起きにくいSNSですが、過去に、有名人の投稿した写真が差別的だ、または性的すぎる内容だといった非難を受け、騒動になった事例もあります。

 担当者や自国内の感覚では問題がないとしても、「世界のすべての人にとって楽しめる内容か?」という常識は常に持っておく必要があります。

 銃器、酒、タバコ、処方薬、アダルトグッズといった法的に規制された商品やサービスの購入を促す要素がある内容については、禁止されてはいませんが、該当する法律に沿って投稿することが求められています。

 

アカウントの運用は「自己責任」、「ガイドライン」は定期的に確認する

 2つ目は、アカウントの運用に関することです。いずれも常識的なものですが、以下2点に注意しましょう。

 

・写真および写真を公開する行為についてはユーザー自身のみが責任を負う

・コメントや「いいね!」を使った迷惑行為や、スパム行為をしてはいけない

 

 Instagram(インスタグラム)社は自らの裁量によって、規約に違反していると判断したユーザーの投稿やアカウントを削除、編集、閉鎖、および監視することができます。

 何かルールを違反している場合、ある日突然アカウントが閉鎖される可能性もあります。ガイドラインは更新されることもあるので、細心のガイドラインを確認し、ルールを守って利用しましょう。

 

必ず目を通しておくべき「プライバシー&安全センター」

 ここでは重要なポイントだけをかいつまんで解説しましたが、Instagram(インスタグラム)の規約やルール、ガイドラインは下記の「プライバシー&安全センター」にまとまっているので、一度は目を通しておきましょう。

 例えば、「摂食障害について」という項目では、セルフィー(自撮り)の写真やキャプションから拒食症などが疑われるユーザーとコミュニケーションを取るために、大いに参考になる知識が提供されています。

 

■プライバシー&安全センター(https://ja-jp.facebook.com/help/instagram/477434105621119/?helpref=hc_fnav)

(650×~)プライバシー&安全センター①

▲「プライバシー&安全センター」には操作上の注意から表現に関する注意、利用規約など、重要な情報が集められています。

 

 

獲得したいユーザーを集めるための”デジタルマーケティング”と”SNS”を理解する

「認知」から「行動」までの道筋を作る”メディア戦略”とは 

 ここからはInstagram(インスタグラム)マーケティングで何ができるか、どのような目的の設定や施策が可能かを説明します。

 はじめに、インターネットでのユーザー行動を「AISAS」(アイサス)モデルで確認します。インターネットで商品を「認知」し「興味」を持ったユーザーは、「検索」などで情報収集し、十分な理解や納得ができたら、購入やサービス利用といった「行動」に至る。

 そして、SNS